労災学習会

chibakenro2003-08-03

■「最近、監督署は労災支給申請ばかりではなく、事業所労災や一人親方労災加入申請手続きまでに厳しいチェックを入れてきています。従って、組合も組合員が労災制度に適正に加入しているか否かを点検する必要があります」との事務局の説明がありました。8月3日(日)午前9時、八千代市市民会館で開催された労災学習会には28名が参加、具体的な事例の話しもあり、時おり大笑いしながらも労災制度のしくみを学びました。学習会終了後「ためになる話であり、一人親方労災制度の意味がようやくわかった、8000円コースに加入するよ」と言ってきた仲間もいました。
■当日の労災学習会のポイントは次の3つでした。第1の労災保険制度の前提には労働基準法の「使用者の補償責任」が存在すること。第2に、建設業の労災制度には、「元請責任」という大原則があるということ。第3に、適正な労災制度に加入するポイントは、「あなたが、誰から、どのような形で『お金』をもらっているか」、また逆に言えば「あなたが、誰に、どのような形で『お金』を支払っているか」にあります。あるときには一人親方、またあるときには「人を使う立場」と言った具合に、建設従事者の労働形態はコロコロと変わります。