秋の大手企業交渉

chibakenro2011-11-08

■11月8日(火)に開催された秋の大手企業交渉は、日程の変更があり、例年と変わって、午前10時30分から高田馬場の全建総連会館で全体集会が行われ、総勢61名が参加しました。全体集会では、10月に開催済みの企業交渉の報告があり、その中で、今夏、熱中症による事故が建設業に多く、深刻な状況であったことなどの報告を受け、今回より企業への『熱中症対策』について交渉内容に組み込んだことの報告がありました。その後、要求内容と注意事項の説明があり、交渉先企業ごとに分かれ打ち合わせを行い、全体集会は終了しました。

■午後からは、会場を新宿に移して、千葉建労担当の旭化成ホームズとの交渉が午後2時から始まりました。交渉副団長として鈴木紘副委員長が務め、総勢29名(千葉建労から4名)が参加し、交渉を行いました。交渉では、労働条件の改善や賃金単価の引き上げ(一日8時間・週40時間、月50万円・年間600万円)を要望、その他、熱中症対策として作業員の負担軽減のための予防対策の要求など全10項目を要求してきました。

■今回の企業交渉は、賃金単価の引き上げ要求を主に行われ、企業側が用意した賃金調査は、二次下請けまでの調査結果の報告であり、全建総連全体の賃金調査の実態と異なることから、交渉団は、さらにその下請けまでの賃金調査をするよう求めましたが、企業側は、これ以上の調査は難しいと回答。交渉団は、粘り強く賃金単価の引き上げ及び賃金実態調査を強く要望し、交渉は終了しました。