2003年分:消費税・所得税申告相談会が始まる

chibakenro2004-01-29

■平成15年度消費税・所得税確定申告相談会は無事終了。3月9日と10日、組合で引き受けた申告書を所轄税務署にお届けしました。相談総数は全部で453件、青色申告111・白色申告248件・給与76件・年末調整18となり、昨年度を上回りました。
■今年の申告相談の特徴は、なんといっても消費税免税点1000万円以下になった関係で、平成15年度の課税売上高が1000万円を超え、平成17年度から消費税課税事業者となる仲間が激増(平成17年度課税事業は89件で約4倍)したことです。当然、増加は予想されていましたが、中には「それって何のこと?」との反応に、びっくり仰天。簡易課税を前提に、消費税額を計算して、その電卓を示すと「えっ、こんなに払うことになるんですか?なんとか払わなくても良い方法はありませんか?」と聞かれ、どう返答すれば良いのか、困ってしまいます。
■また、新規相談者が20数件を超えた反面、廃業した仲間もあります。新規相談者で目立ったケースは、同じ仕事の形態なのに確定申告をしなければならなくなった(いわゆる『労働者の外注化』)ケースが多いということ。会社側の事情、売上高の浮沈が激しいため、売上に連動させた人件費管理(いわゆる、『人件費の変動費化』)が背景にあるようです。
■組合では税対部を中心に消費税学習会を実施するとともに、新たな取りまとめ帳を作成(完成は6月頃を予定)する方針となっています。