春の大手企業交渉

chibakenro2012-04-18

■4月18日(木)に開催の「春の大手企業交渉」は、午前中に、池袋の豊島公会堂で全体集会が行われ、総勢8県連組合から640名(千葉建労から4名)が参加しました。始めに、関東地協の担当議長・千葉県連の代表として鈴木委員長から『我々の要求が一つでも勝ち取れるよう共に頑張りましょう』と挨拶の後、基調報告があり、続いて、現場からの報告がありました。その中で、三十代の鳶工から『若い職人が少なくなっている。賃金や社会保障などを改善し、若い人が魅力を持って働ける建設業界にしたい』と現場の実情の報告がありました。その後、交渉成功に向けて、10項目の要求内容の説明のあと、ガンバロー三唱を行い集会は閉会しました。

■午後からは、会場を虎ノ門に移して、今回から千葉建労の担当の『(株)間組(ハザマ)』との交渉が、午後2時から始まり、交渉団28名が参加し、企業側は8名が参加して交渉を行いました。交渉は、要求項目を一つ一つを確認し、その回答をいただいています。特に、賃金単価については、参加者から『職人の場合、費用の負担等もあり、月額50万円・年収600万円がないと、人並みの生活はできない』と切実に述べ、交渉団から『日建連の提言にもあるが、企業側にも痛みを伴って月額50万円をお願いします』と補足、企業側は『生産性の向上・現場改善の向上で対応していきたい』と回答。引き続き我々の要求を追求し、今回、企業側が行った賃金実態調査を3次以下まで行うよう強く要望し交渉は終了しました。